『地歌舞ワークショップ』

『地歌舞ワークショップ』

日時：11月25日（水）19時30分〜

講師：宇納小百合

会場：エスパス・リヨンージャポン

地歌舞とは、日本舞踊の一種。「上方舞」「座敷舞」とも呼ばれています。江戸後期、京都、大阪を中心に発展しました。江戸で発展した「踊り」すなわち舞台舞踊（今日一般に日本舞踊と呼ばれているもの）に対して、地歌舞は平安時代の白拍子の「舞」の流れを汲み、宮廷の芸能から引く所もあり、能の影響も深く受けています。武家や上流家庭の子女の間で教養の一つとして受け入れられ、或は座敷芸として発展しました。一切の無駄を省いた完成度を保ち、その洗練された表現法は「日本の美」として国際的にも注目されています。地歌舞古澤流は、これらの舞の一つで姫路城に伝えられたとされる「御殿舞」の流れを汲んでいます。そのため、武家の所作が基本になっています。

 

今回のワークショップでは、地歌舞をもとに、健康のために考えられた「舞体操」をご紹介致します。舞体操の利点は、ストレッチをしつつ、地歌舞に誰でも気軽に触れることが出来る点にあります。地歌舞の基本姿勢や腰の入れ方、歩き方、女性的な手の使い方等が組み込まれ、ゆっくりした自然な動きで、下腹、背中に肉をつきにくくし、足腰の強化、姿勢矯正に役立ちます。地歌舞に気軽に触れつつ簡単に習得できる舞体操は、年齢や経験を問わず初めての方にも、皆様にお楽しみいただけます。

 

ワークショップの解説は日本語／英語（仏語訳付き）で行います。

 

受講料：一般 25€（ELJ会員 20€）

お申込： こちらのお問合せフォームよりお申込み下さい

※受講料をお支払い頂いた段階で予約確定とさせていただきます

定員15名

 

【ワークショップ内容：約1時間30分】

1. 着物を着る
2. 地歌舞についての説明
3. お辞儀、基本姿勢、立ち方
4. 歩き方の練習
5. 「荒城の月」にあわせ舞体操の練習
6. 扇子の持ち方の練習
7. 扇子を用いて「荒城の月」の練習

 

《当日必要な物》

1. 汚れてもいい靴下
2. あれば扇子、浴衣（または着物）、浴衣用の帯、紐2本
※扇子、浴衣（着物）をお持ちでない方は、貸出しも可能ですのでお申込みの際にお問合せ下さい（数に限りがございます）。

 

講師の宇納小百合さんは、翌11月26日（木）リヨン第3大学講堂 André Malrauxにて "Perles de Musique et Danse traditionnelle japonaise" 琵琶と地歌舞のご公演予定です。

 

---

Toutes les actualités

Toutes les actualités